Xenデスクトップ(デスクトップ仮想化)とは、各クライアントPC内のOSやデータ、アプリケーションをXenサーバに集約・仮想化し、端末からリモート操作で使えるようにする技術です。

  仮想化のメリット

1.利便性の向上

どのクライアントPCを使用しても、同一のデスクトップ環境を呼び出すことができます。
また、クライアントPCが故障した場合も、他のPCで補うことですぐに業務の再開が可能です。
長時間利用しても動作の遅延が発生せず、常に導入直後の快適な状態で使用できます。

2.運用管理コストの削減

ユーザーデータの管理・修正プログラムの適応作業、アプリケーションの追加、定期的なメンテナンス等の管理作業をサーバ上で統括することで、管理工数を大幅に削減できます。

3.ライセンス製品の節約

ライセンス製品(Office、一太郎など)を利用するときに限定して起動することで、クライアントPC全台数に対して製品を購入する必要がなくなります。

4.セキュリティの強化

クライアントPC上にデータを残さないので、情報漏洩の防止につながります。
また、画面の描画、マウスクリック、キーストロークの動作のみをネットワークに転送するので、実データ盗聴に対する防犯にもなります。

  運用の流れ

ブラウザからの起動

アプリケーションからの起動